FIMに関するFAQ >> 認知項目 ー社会的認知のFAQー
認知項目 ー社会的交流のFAQー
一人だけで判断するのではなく、チームで話し合った上で採点してください。(2019)
介助量で判断してください。引き出す努力がいるなら減点。交流しているかどうかのみで減点しない。交流をしているかどうかで判断している施設があるので注意が必要。自発性が乏しいだけでは減点しないように。
不穏、せん妄があれば1点となりますが、評価する期間は定義はありません。各施設FIMを評価している間隔の中での不穏、せん妄等の有無によって評価します。(2018)
3倍とは言い切らず、通常以上の時間がかかる(評価者にストレスがかかる程度のイメージ)場合に6点に減点となります。
ひどい失調性言語障害によって声が大きい為、同室者が会話を避ける場合には、程度によって6点以下で採点してください。
内気な程度なら7点、必要な場面で介助がいるなら減点します。原則通りとなります。(2015)
いびきのように不随意な問題はリハビリテーションチームが干渉できない問題であるため、採点対象となりません。(2013)
認知項目 ー問題解決のFAQー
社会的交流と同様に、全体の割合で採点します。(2018)
一包化だけでなく、他の手段でも患者自身が依頼した方法で内服管理できていれば複雑な課題が可能と採点できます。(2018)
内服管理を採点対象とするかどうかは、患者にとって必要な課題かどうかを判断する必要があります。患者にとって課題に当てはまらないのであれば採点対象となりません。(2018)
インスリン自己注射も投薬管理の一部とみなします。(2013)
問題解決では日常生活に即した問題を「複雑な問題」と「簡単な問題」に分けています。「複雑な問題」の解決が可能なら6-7点と採点されます。薬の管理は「複雑な問題」に入ります。問題解決では、日常生活に即した問題にどう対応しているかを考え、自分で実行できなくても人に頼むことによって解決しても構いません。食後に薬を渡さないと服薬管理ができないのであれば「簡単な問題」の介助量で採点してください。
認知項目 ー記憶のFAQー
3つの動作を終えるまで最初の依頼を覚えている、という意味になります。従って1〜2分の記憶を把持できればよいと考えます。(2013)
記憶の定義である3つの内容に関係していないところでのデバイス使用は7点となり、関係している部分であれば減点します。(2015)