FIMに関するFAQ >> 認知項目 ーコミュニケーションのFAQー
認知項目 ー表出のFAQー
従来通りの採点で、理解・表出・問題解決の自立度で評価します。(2018)
メモや筆談は2点、人工喉頭は6点となります。(2017)
入院前のコミュニティにおける伝達手段で評価します。
例)海外渡航者→母国語で評価
日本に居住し日本人のコミュニティに住んでいた外国人→日本語で評価
通訳が常に付き添っている場合は【5点】(2016)
もともと非音声言語手段の方(聾唖者)で環境が整っており筆談でスムーズに表出できていれば6点、介助者が患者に「理解」させるための筆談は2点と考えます。(2015)
手話やジェスチャーがわかる方同士であれば7点となり、介助者(入院中のコミュニケーションなど)にわかるように筆談を使用して表出している場合は6点で、理解が筆談で2点となります。
手話にて複雑な課題が表出できても7点ではなく2点になります。
人工喉頭は補助具とみなし6点となります。実際の「表出」は構音障害などと同様に伝わる程度で評価します。(2013)
もともと筆談の人は6点ですが急性的な変化で筆談を使用している場合は2点に下がりますので、この場合の文字盤使用は2点になります。(2022)
方言などはこのまま評価します。(2023)
認知項目 ー理解のFAQー
もともと非音声言語の方の手話による理解は7点になります。
覚醒レベルにより介助量に変動がある場合、FIMの原則として日内変動がある場合には最低点を採用することになります。覚醒レベルが低いため「理解表出」が困難であるならば1点となります。
補聴器であれば6点になります。(2021)
シチュエーションによって大声でも1-5点で変動するため、線がちゃんと引けない問題なのでケースバイケースで採点するようにしてください。(2021)